2009年5月20日水曜日

旧:設立趣意書(全文)

※5/23 0:00をもってブログ名・プロジェクト名を変更し、「まず、ぼくらには小室さんにどんなことを伝えられるのか」といった根本的なところから話し合っていけるようにしました。この設立趣意書は、それ以前の段階で起草したものであり、現在では“旧版”となっています。ただし、このプロジェクト設立当時のぼくの思いの記録として、当面削除はせずに残しておきます。



このプロジェクトは、「小室哲哉ファンの皆さんと力を合わせて、これから再起への道を歩き始める小室さんを勇気づけるための、オリジナル楽曲を作り上げること」を目的として設立されました。

“小室氏の作品にDEPARTURESという曲がありますが、arrivalという曲は未だありません。”——この一文は、昨年(二〇〇八年)十一月の金銭トラブル事件の際に発表された「告訴人の訴え原文」のうち、「小室氏へ」と題された末尾箇所からの引用です。

あの一件は、小室さんの音楽人生の大きな“転換点”になると同時に、ぼくたちファンの一人ひとりにとっても、自分自身の音楽観・小室サウンドへの想いを反省する“契機”になったと思います。事件以来、小室さんやその作品に対する社会的な評価は少なからず“逆風”にさらされることになりました。この事実は、ファンであるぼくたち自身、目を背けずに認めなくてはなりません。“向かい風に逆らうように”、“もう一度走り出す”小室さんに対して、ファンであるぼくたちにできることは、果たして「見守っていること」だけなのでしょうか。もっと具体的にうごくことはできないのでしょうか。そんなことを考えていたとき、ぼくの脳裡をよぎったのは、先の「arrivalという曲は未だありません」というコトバでした。

——そうだ、ファンのみんなで『Arrival』をつくろう。

“Departureという言葉には「出発」と「背反」という意味があります。arrivalという言葉には「到着」と「新生」という意味があります。”(同、「訴え原文」より)。まだこの世に存在しない『Arrival』は、ファンの力をひとつに合わせてつくるべきであるとぼくは考えています。「みんなで小室さんを支えていく」という意志をみせて、今回の被害者の方にもよろこんでいただき、「小室サウンドは人の“心”まで躍らせるんだ」ということを、一人でもたくさんの人に伝えていきたい。そのような願いから、このたびプロジェクトを立ち上げさせていただきました。

具体的な活動方針としては、みんなで曲を持ち寄り、みんなでそれに歌詞を書いて、これまでの人生を彩ってくれた小室さんに“恩返し”のメッセージを伝えます。可能であれば、楽曲の完成後に発表イベントを企画して、「小室さんおかえりなさいの会」を実現できれば、とも考えています。 「再起」が“いばらの道”なのであれば、たとえぼくらが血みどろになってでも“道”をつくってあげればいい。そのような信念を持って、苦しみをわかちあい、“希望”と“救い”の未来を目指して協力して下さる方の参加をお待ちしています。


二〇〇九年五月二十日、「TMN LAST GROOVE」から十五年と一日目に。kamuya(代表作曲者)

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